6~10月、暗くなると芳香を漂わせて一晩だけ咲く幻想的な月下美人。その花を使ったちょっと珍しい副菜です。
月下美人は独特のとろみがあり、オクラやなめこと相性ピッタリ。9月が最盛期のすだちを使って、さわやかな酢味噌でいただきましょう。
すだちが手に入らない場合は、レモン、かぼす、ゆずなどの柑橘類の果汁で代用できます。
材料: 4人分 | |
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月下美人の花 | 3個 |
オクラ | 3~4本 |
なめこ | 1/2袋 |
調味料 | |
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塩(板摺り用) | ひとつまみ |
味噌 | 大さじ1 |
すだち果汁 | 大さじ1 弱 お好みで |
砂糖 | 大さじ1 弱 お好みで |
♪カンタンにできる作り方♪
- 調味料を合わせて、酢味噌を作ります。お砂糖がなじむまで少し時間がかかるので、先に合わせておきましょう。
- オクラの毛が気になる場合は、まな板に塩を振ってさっと板摺りし、食べやすい大きさに斜め切りします。
- 月下美人の花は、茎の部分を切り離し、花の部分を手で縦に割いていきます。おしべ・めしべは苦みが気になる場合は取りますが、一緒に食べられます。
- 鍋にお湯を沸かし、塩を一つまみ入れて、オクラを先に入れます。
- 1-2分したら、割いた月下美人の花と、なめこを入れ、さっと火をとおしてざるに上げ、お湯を切ります。
- 冷めたら、酢味噌を上にのせて出来上がり。
一口メモ
- 月下美人は、メキシコ産でサボテン科の植物です。コウモリによって受粉するため、暗くなったあと、コウモリを引き寄せるために強い芳香を放ちます。
- 芳香を楽しみつつ食することもできますが、気になる場合は朝まで置くと、しおれて芳香が消えます。
- 甘味噌をお使いの場合は、砂糖の量を調整してください。